日原川9/16釣行

SUGURU

2006年09月17日 14:39

日原川へ釣行してきました。
先月の最後の土曜日以来です。
日の出が遅くなっていて午前5時を過ぎても外は闇です。
本当は夜明け直後にでも竿を出したいところですが、足
の都合でそうもいきません。できれば深い谷へも遠征し
たいところですが。
まあ、自分のできる範囲で釣りを楽しむことにします。

今年の日原は不調です。釣果が芳しくない。それで、
昨年2回ほど入渓した小川谷橋の下流へ今回行ってみよ
うと思いました。
林道を歩くと谷側から水の流れが聞こえてきます。どう
やらいつもより音が大きく激しいように思えます。そう
いえば、ここ数日雨天だったことを思い出しました。増
水しているのか、と少しテンションが下がります。
道路にまだ青い山栗がぽろぽろ落ちています。中にはイ
ガを剥いて中の実を半分ほど囓っているものもあります。
今の季節、イガが自然に裂けることはないと思うので、
野生の猿の仕業でしょうか、シカやイノシシはそれほど
器用ではないと思います。

急勾配を下りてみますと、確かに水量は多いように思い
ます。濁っているというよりも、流れの勢いのためか激
しく泡だっていて川が白く感じます。

早々支度して、竿で探ってみます。流れの上層はかなり
早く流れているのでオモリをいつもの2倍に重くし下層
に落とします。落ち込みの泡の下というセオリーもあり
ますが、どうも反応はありません。それで、逆になるべ
く流れの静かな部分を見つけて探りますが、それもダメ。
前後100m程度移動して、一度コツッとアタリがあった
ように思いましたが、今から思えばはたして魚信であっ
たかどうかも疑わしい、オモリが底石にあたっただけな
のかもしれません。

そんな調子なので、見切りを付けそこを引き揚げてマイ
ポイントへ行くことにしました。とりあえず、ニジマス
でも1匹上げておきたいところです。

今週は連休だからなのでしょうか、登山客に行き合いま
す。天候は曇りで視界はいまひとつかもしれませんが、
暑くもなく登りやすいのではないか、なんて先週の尾瀬
トレッキングを思い出しつつ見送ります。

マイポイントに着きますとやはり増水していました。
落ち着く暇もなく竿を出します。
昨年ニジマスが釣れている大きなカブリ石の脇を流しま
す。普段なら、落ち込み後の泡立ちが消えて流れが静か
になるはずなのですが、今日は泡立ちが消えずに流れ込
んでいます。なりゆきでそのまま流しますと小さな沢の
流れと合流します。そこがいつもアタリがある所です。

1回目アタリはありませんでした。まあ、そうそう釣れ
るわけではありません。
2回目に明確なあたりがタンタンとリズムを取るように
あり、穂先で合わせてから竿を上げました。しかし、掛
かっていません。
それにしてもニジマスのアタリではないです。
それから何回かポイントに流しますがアタリはありませ
んでした。
粘ったあげくに、同様のアタリがありました。今度は合
わせず少し待ちます。すると目印が急に沈みましたので、
空かさず竿を立てました。
上がって来たのは、ちびヤマメでした。

どうも従来なら深みのニジマスのポイントが今日はちび
ヤマメの避難所になっているようです。
それから何回かアタリがありましたが針掛かりませんで
した。
それで、二つ目のポイントへ移りました。こっちは今年
ニジマスを釣っているポイントです。落ち込み直後の急
瀬なのですが、底石やカブリ石の並びの絶妙さかげんで
流れが緩むスペースを作っていて、ここに直接落としま
す。ところが、石諸共に流れに沈んでいてそのスペース
が消えていました。それでも緩流部分に流し込んでみま
した。私には歯がたちませんでした。

もう一度、ちぴヤマメが釣れたポイントに戻ります。
腰を据えて粘ることにしました。
20分程度繰り返しポイントに何回も流している、その時
久々にアタリがありました。今度は少し重く、深い所で
引いているようで、おもむろに腰からタモを抜いて待ち
かまえました。


2006年9月16日久々の日原のヤマメ


上がってきたのは、ちびが少し大人になった感じの小型
のヤマメでした。思えば、日原川でのヤマメは3月以来で
す。
今頃のヤマメの特徴なんのでしょうか、身体に丸みが出て
いるので、カメラで撮影しようとすると角度によってパー
マークが薄くなったり濃くなったりといろいろです。

それから、続けて探ってみましたがアタリさえなく、とり
あえず絵になるヤマメも釣れたしという安堵感もあり、少
し下へ移動し、増水で幅広になった瀬を狙ってみましたが
やはり反応はありませんでした。

戻って、少しやって帰ろうと、気負いが抜けて、なにげに
あのポインへ投入したところ、ガッツンという引きがあり
ました。竿をお越しますと重い、でもニジマスの重さと引
きではありません。ヤマメなのかと思った時、ラインが石
に掛かったようです。獲物が石の下に潜り込んだようで、
ラインがにっちもさっちもいきません。一瞬ダメかと思い
ながらも、ひっぱりを緩めると獲物が流れに出て引き出し
ました。今度は水面に浮上させようと必死で寄せました。
サイズは大きくありませんがこの一匹を釣るのと釣れない
では大きな違いのある良型のヤマメでした。

踏ん切り着いて、帰ることにしました。



  
[左]水量が多く、勢いのある流れの日原川
[中]執念で釣り上げた良型のヤマメ
[下]昼休憩していると沢登りの若者達がスタート始める日原川とタカノス沢の合流点

sekiさんコメントありがとうございます
sekiさんは小川谷橋の手前から入渓されているので
すね。その場所知りませんでした。
後でこっそりメールで教えてください。

今年も奥多摩支流はもうすぐ禁漁ですね。
最後の〆を日原川にしようか、峰谷川にしようか悩ん
でます。
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