奥多摩本流10/21釣行

SUGURU

2006年10月23日 13:24

朝の5時半頃、沢井へ到着。微かに酒工場から良い臭い
が漂います。
今回は、私の渓流釣りの師匠OさんとMさんと合流する
約束もあり、それまでに良いニジマスでも掛かればと期
待しつつ楓橋から下を覗きます。
沢井は8月以来久々です。水量も多くなく濁りもありま
せん。今月の初めの増水時は爆釣という情報でしたが、
今日はどんなもんでしょう。
そもそも今まで、沢井での釣果は個人的には良くありま
せん。

岸に下り、支度して、ゆったり流れる流心に投げ込みま
す。何回か流しますがアタリがありません。幾つかの
岩を渡りながら上流へ。
ふと岩の隙間から水面を覗くと、真っ黒になるくらいの
魚群が溜まっています。遊びのつもりで、その岩の対面
の岩肌に沿って仕掛けを落としてみると直ぐにあぶらハ
ヤが掛かりました。
まあ、あぶらハヤと戯れていると餌がなんぼあっても足
りませんので鵜の瀬橋へ向かって遡行します。


2006年10月21日 楓橋付近から上流を望む

遡行途中、増水から水が引いてできた溜まりに20センチ
サイズの魚影を2匹ほど発見しました。タモで掬ってみよ
うかとも思いましたが、近づきますと姿はありません。
あっちもそれほどバカではないと思います。

8時頃、携帯に電話があり沢井に着いたとの一報。
いつもながらの社長出勤。釣り上がって鵜の瀬橋あたり
で合流することに。

一度良いアタリがあって寄せようとしたら石の底に逃げ
込んだらしく、石にラインが引っ掛かり身動きできずバ
ラす結果になった以後、アタリはさっぱり。
結局、橋まで辿り着いてしまいました。

Oさんたちがどこまで上がってきているのかと携帯電話
で連絡するとまだ釣り始めて無い様子。
実話、沢井にOさんの知り合いが住んでいて、遊魚券は
もちろんオトリ鮎も販売しているお家らしいのです。
多分、そこで話し込んでいるのだろうと。

時間潰しに橋の直下と少し上手と探ってみる。流れの緩
む大きな岩の間だにはやはり雑魚の群があり、中学生く
らいの少年たちが竿を入れている。
流心から外れた浅めの瀬を流すとちびヤマメと分かるツ
ンツンしたアタリがあります。
すれ違った釣師に声をかけられ、今日はニジマスが掛か
らないと言っていました。

下流を眺めるとやっとOさんたちが上がって来るのが見
えます。携帯電話で釣れたかと尋ねるとやはり雑魚ばか
りだと答えてきました。

彼らはなかなか橋まで辿り着きそうもないので、自分が
下って合流することにして、釣り下がることに。

深い所でアタリはほとんどなく、時よりちびハヤが掛か
っていることがあるくらい。


釣る者も釣られる者も不本意なのです


その内、Oさんが遊歩道から声を掛けてきました。昼飯
にしようと言います。すでに竿も持ってなく早々と午前
の部は終わったらしいのです。

それで、Oさんの知り合いのFさん宅に向かうことになり
ました。
庭にテーブルを出していただき昼食が始まる。奥多摩
の流れを眼下に食事がおいしい。
月初の増水期に釣ったというニジマスが数十匹生け簀
に泳いでいます。
Fさんの釣った鮎は高級料理店へ直接運ばれているそう
で、既に来年の予約注文でいっぱいということ、ノル
マのある釣りも大変ですね。
ここの生け簀の水は、酒工場で使う地下水と同じ水脈
ということで良い水なのでオトリ鮎の活性が良く、好
評なのだそうです。
そんな釣談義をしながら楽しい昼飯になりました。コ
ンビニのオニギリを持参したのですが、奥様が煮物や
お新香などを出していただき、特にキノコ汁は美味で
した。

遊歩道へ降りる近道と間違ってハイカーのグループが
庭先へ迷い込みます。

時刻は午後2時を過ぎていて、先週あたりから痛みや
痺れが直らない左手のこともあって、私は引き揚げ
ることにしました。Oさんたちはまだ続けるというこ
となのでFさん宅で別れました。

Fさんの奥さんが、せっかく作っていただいたのにお
腹いっぱいで手を付けられなかった炊き込みご飯をお
にぎりにしてくれ、おみやげにいただきました。
それが今回の一番の釣果かも。
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