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2006年09月25日

峰谷川9/23釣行

23日秋分の日に峰谷川へ行って来ました。
奥多摩の支流は9月末で禁漁ということで祝日も重なり
釣り人が集まっているのかなと思いきやそれほどでも
ありませんでした。管理釣り場の駐車場はいつもより多
いように思いましたが。

いつもの雑貨店で入漁券を買い、手始めに管理釣り場下
流で支度して竿を出すことにしました。
天気は曇りで肌寒く、秋だなという感じです。

川の水量はそんなに多いという感じはしません。ただ、
来るとき、奥多摩湖(小河内ダム)の貯水量の調節なのか、
いつもより貯水量が多く、普段は普門寺あたりはゴロゴ
ロの石だけの河原なのに今日はあの緑色した湖水で満た
されていました。それで、ルアーの釣り人が何人か来て
いたようです。

前回増水時にちびヤマメが溜まっていた落ち込みの下を
狙いますが、ピクリともしません。少し上手の荒瀬を
流してみます。すると直ぐに魚信が伝わります。ちびヤ
マメを卒業したばかりという小振りのヤマメでした。次
に対岸の瀬脇を狙います。何度か流してみると同じ場所
でチョンチョンとアタリがありますが掛かりません。多
分ちびなのだろうと思いつつも、そのアタリが気になり
ます。何度目だかわからないくらいの時、ちょっと強め
に当たったので穂先で合わしてみますとどうやら掛かっ
たようで流芯に逃げ込もうとします。流れに乗って逃げ
るので手応えはあったのですが、案の定ちびヤマメでし
た。

峰谷川9/23釣行
2006年9月23日ちびを卒業した?小振りのヤマメ


それから、下流を釣り歩くことにしました。小さなヤマメ
を釣ったり払ったりしながら下ります。ここ何回かチャレ
ンジして一度もアタリさえ得てない因縁の落ち込みに来ま
した。今日はなんとなく来るような期待感がありました。
なにしろ、今年最後の峰谷川になるのですから。

オモリを少し重くして、落ち込み直下へ投げ込みます。そ
して流れのままに餌を流します。それを何回か繰り返した
時、軽いアタリがありました、ちびヤマメかと思い穂先で
払おうとしたとたん流れに逆走し、落ち込みの深い所に逃
げ込もうとするのです。
これは大きいと思いました。体勢が落ち込みの手前から竿
を出しているので獲物の引きに流れの力が増していて石を
釣っているように感じます。これ以上川底に逃げ込まない
ように竿を立てたまま自分も落ち込みを下り脇に移ります。
今度は寄せられる位置になったので水流の力を借りて引き
揚げようとしたのですが、今度は対岸の瀬に向かい獲物が
扇型に弧を描き岩の下に潜り込もうとします。それを阻止
すべく引いているラインの角度を変えるべく、張りを保っ
て苔むした岩を渡りながら下流に移ります。そんなこんな
を繰り返して、多分十数メートルは下った浅い瀬でなんと
か寄せることができました。25cmくらいのニジマスでし
た。
多分、管理釣り場から逃げ出したニジマスなのです。自然
の渓流の釣りと管釣との違いは、この寄せの醍醐味だと思
います。管理釣場には取り込みの障害になるような石や深
みはありませんから。


峰谷川9/23釣行 峰谷川9/23釣行 峰谷川9/23釣行
[左]ヤマメはヤマメですが大物は何処へ
[中]管理釣場から逃亡したニジマス(逃げマス)が潜んでいた落ち込み
[右]寄せに手間取ってやっと釣り上げたニジマス


ヤマメも小型ながら数は釣って、ニジマスもそこそこ大
きな一匹だったので少し欲が出てしまいました。
時刻は午前9時くらいでしたが、イワナを釣ってみたい
と思い立ち本谷へ上がることにしました。

そこで、ちょっとした事件があったわけです。
本谷方面は先月の豪雨で土砂崩れもあったと聞いて
いたので、ちょっと心配ではありました。
まあ、奥まで行けずとも今年の4月にイワナを釣った
あたりまで入れればチャンスはあると思いました。

三澤橋を過ぎて15分くらいの所だと思います。後か
ら軽トラックが上がって来て、私の横で車を止める
と助手席からおばさんが顔を出し声をかけて来まし
た。
釣りをしに行くのかと聞かれたので、そうだと言う
と、今熊が出たという目撃情報が入ったのだそうだ。
夫婦らしいその人達は、私たちは仕事でこの先まで
行くのだが、気をつけたほうが良いと言われました。
多分、この夫婦はわさび田が荒らされていないかど
うか見に行くのに違いないと思いました。
最近、テレビでも熊の出没はニュースになっていて
昨夜も映像を見たばかりだったので、軽トラックの
夫婦には平然とありがとうございますと言って先へ
行くのを見送ったのですが、背中は凍り付いていま
した。
何も悩むことなく、迷うこともなく戻ろうと思いま
した。イワナよりもイノチがあっての人生です。
振り返り、今来た道をほとんど思考停止のまま歩き
ました。すると、前方をサイレンは切っているもの
の赤色灯を回転させたパトカーが登って来ます。
本谷への林道は狭くて舗装もしていないただの山道
なので、パトカーはグラグラに揺れて近づいて来ま
す。
私は谷側へ避けて待っていますと、車を止め警官が
話をしてきました。さっき軽トラックの人に熊が出
たことを聞いて戻っているところだと説明をしまし
た。すると、警官が他に釣り人は見ていないかと尋
ねました。私は見ていないと答えるとウインドウを
上げまた登って行きました。
私はパトカーと出会ったことで真実みをより一層深
く感じるに至った訳で、ここに居てはいけないとは
っきり怖いと感じ逃げました。三澤橋まで無心です。
いつもなら山道での小動物による草の音なんか気に
も止めることはないのに、その時は自分の靴で踏ん
だ石のこすれ音でさえビクつく始末です。

管理釣り場の入り口あたりまで戻って、人がいるの
を感じて、ホッと安心しました。生きたここちがし
ないとはこういうことを言うのでしょう。

その後は、管理釣り場の下流を釣り下りることにし
ました。いつもは何かしら釣れる小さな淵では、ど
うも先月の大雨で流された木の枝が底に堆積してい
るらしく、アタリがあり竿を上げても、その枝の中
に逃げ込んでしまうので獲物を釣り上げられず、逆
に2つ3つ仕掛けをつぶしてしまいました。水面を悠
然と泳ぐ大きな背びれが見えるにもかかわらず残念
です。

雲風呂橋まで下りて来て、もう納竿しようかと橋から
多摩湖側を覗きますと、3組のルアー師が振っている
のが見えます。それで、川の流れの注ぎ込むあたりで
竿を出してみることにしました。ちょうど小さな男の
子を連れた親子の脇で渓流竿を振ってみました。
そもそも15cm程度の深さしかない浅瀬ですから、オ
モリを底に着けないようにして流します。峰谷川は
多摩湖から大物が時々遡上すると聞いてましたので期
待できるかと思いました。

何回か7〜8mの範囲で流しておりましたら、上下にピ
クピクとアタリがあります。竿を立てますと水面から
銀色のニジマスの顔。ただ相手も必死で対岸の溜まり
に逃げようとします。ウエダーを着けていなかったの
で水に入れずじっと踏ん張って体力が消耗するのを待
ちます。結局さっきの親子の側まで移動して寄せまし
た。やはり25cmくらいのニジマスです。子どもが近
づいて覗き込みます。持って帰るかと尋ねたら、父親
が今日は何も入れるものを持ってきてないからと残念
そうに言ってました。そして、リリースを見ながら本
当に釣れるんですねと感心顔。

ちょうど日射しが強くなり出したので、終了としました。

峰谷川9/23釣行
多摩湖流入口の浅瀬で釣れたニジマス

峰谷の熊騒動ですが、目撃したのはどうやら渓流釣り
BBSのネット仲間が交番に通報したようです。
体長80cmのツキノワグマということです。
三澤橋の400m上ということですから、かなり近い所
を歩いていたことになります。


daisukuさん コメントありがとございます

峰谷で熊の目撃騒ぎがあった日、丹波でも熊が出たら
しいです。
昨年天候が良くて木の実が豊富で熊の出産ラッシュ。
今年は天候が悪く木の実が不作で熊は食料不足で里に
出る。これも地球温暖化が原因にのでしょうかね。

奥多摩は東京都なのにまだまだ観光地化されていない
人のあまり踏み入らないところがあって私は好きです。
確かに谷は深いので人を寄せつけない険しさがありま
すが、そこがまた冒険心と闘争心を掻き立てます。

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この記事へのコメント
熊は怖いですね、熊がいなくても、奥多摩の谷は深くて、怖いので好きではありません。でも、人の多い峰谷川で、釣果は素晴らしいですね!!
Posted by daisuke at 2006年09月28日 22:41
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